歴代グランプリ作品展 |
画像は3月の表彰式のときのもの。許可をもらってムスメ2号と一緒に撮影。
今回は展示写真の下に講評が書いてあるんだけど、編集なしの完全版だったね。HPの講評は文字数の関係か一部削られてるんだよね。ちなみに作品集の方にはしっかりと全文が掲載されています。
講評
「見~た~な~」という声が聞こえてきそうです。扉を開けてしまったことを後悔しそうな臨場感がたまりませんね。プリントで見てもお子さんの鋭い視線にビクッとさせられてしまうぐらいですから、実際、目の当たりにしていた作者は一体どんな気持ちだったのでしょうか。この作品の魅力はよちよち歩きの赤ちゃんが洗面台に立った瞬間というよりも、明確な意思を持った人の「見られてしまった」感がストレートに伝わってくるところ。互いの考えが交錯している臨場感は撮影距離がこれ以上近すぎても遠すぎても、第三者が撮影しても伝わらないでしょう。お子さんの表情もさることながら身のよじり方や片足の上げ方も完璧です。気持ちが落ち着いたころにジワジワと見えてくる整頓された洗面台やタオルのねじれといった周辺環境も、日常を巧みに表現しています。見れば見るほどに惹かれる傑作です。
マグレというのは承知しているけど、こうして展示されるとやっぱり凄いよね。横に並んでる作品はズラリと歴代のグランプリだもんね。本当に一生の記念になったよ。